ダンス教師という仕事をしている私がいうのも難ですが、私の世代の人は、男が踊るのは恥ずかしいこと、という感覚がありました。
歌を唄う、ということも恥ずかしい事でした。下手な踊りや歌を人前で披露することは、勿論それ以外の事でも恥ずかしのは同じなのですが、それとは別に、踊りや歌は女性のすること、という意識がどこかにあったような気がします。
サタデーナイトフィーバーが上映され、当時ディスコなどが流行りましたが、まだまだ踊ることに抵抗がありました。
マイケルジャクソンのプロモーションビデオを観て感動しても、自分が真似て踊ることはしなかったのではないでしょうか。
今はエグザイルをはじめ、深夜ではありますがダンスの番組が放映され、ヒップホップ、ストリートダンス系の踊りが多くの若者に支持されてようです。
ダンスが上手くなりたい理由を聞くと、「格好いいから」、「女の子にもてるから」と言います。
ダンスが上手いのはステイタスアップになるようです。逆にダンスが下手がと、イメージダウンになるので避けたい気持ちは分かるような気がします。
カラオケも日本の文化と言えるほど定着し、人前で唄うことも以前に比べ抵抗無くなってきました。
ダンスもそうなりつつあると思います。
恥ずかしい、というより踊れたら良いなぁ、と変わってきたのかも知れません。
コミニュケーションのツールのひとつに是非ダンスを始めては如何でしょう?